「技術は“真似る”から始まり、“創る”へ進化する」
先輩の背中を追いながら、
自分らしいものづくりを模索する日々。

笹藪 順也

桜井工場 製造一課 チームリーダー 奈良県立桜井商業高等学校 卒 2003年 中途入社

経歴

2003年入社 可児製作所(現 桜井工場) 2024年まで製造二課 所属 桜井工場 製造一課 チームリーダー 現職

桜井工場 製造一課 チームリーダー

製造一課でナットのねじ切り加工を行う"笹藪"。前職を経て「自分の手で直接製品を加工したい」という想いから転職し、先輩たちの支えの中で加工の面白さとやりがいを体感してきた。
現在は、基本の習得を最優先に据えつつ、自身のやり方を見出すため、日々試行錯誤を重ねている。将来は、次世代の技術者を育てる現場づくりを目指し、「教え教えられ」の精神で、仲間とともに成長を続けている。

なぜこの会社に就職しようと思ったのですか?

高校卒業後、県内の印刷会社に就職しましたが、日々の仕事の中で自分が「本当にしたいこと」や「強みは何なのか」と考えるようになりました。ある時、自分の手で直接製品を加工する仕事がしたいと強く感じ、思い切って転職を決意しました。そして、部品製造会社である可児製作所(現桜井工場)に入社し、2課に配属されました。
そこはナットを切削して仕上げる部署で、驚いたことに、切削するための刃物を自分で削って作るという、他に類を見ない部署でした。刃物の切れ味が品質に直結するなど、様々な苦労もありましたが、吉岡チームリーダーをはじめとする先輩方が前向きに楽しく仕事を教えてくださったおかげで、何とか乗り切ることができました。同時に、加工の楽しさも学ぶことができました。

仕事のやりがいを教えてください!

「ものづくり」をしたいという思いがある私にとって、自分の手で要求通りの製品を完成させた時には、大きな喜びとやりがいを感じます。そして、その要求される品質をいかに安定させながら生産していくかが非常に重要になります。そのためには、機械や治具、刃物の管理といった管理技術がとても大切です。この管理技術は、生産部署だけでなく、生産管理課、検査課、事務所など、それぞれの部署に特有の管理技術が存在します。代々継承されてきたものや、新しく生まれてくる管理技術を次の世代に受け継いでいくことも、また大きなやりがいだと感じています。

この仕事のポイント

現在は製造1課でナットのねじ切り加工に携わっています。大先輩の窪さんや、入社時にお世話になった吉岡チームリーダーに仕事を教わりながら、日々悪戦苦闘しています。今はまず、教えていただいた内容やポイントをしっかり守り、真似をすることに徹しています。まだまだ完璧にはほど遠いですが、そのことを強く意識して業務に取り組んでいます。そして、作業の基礎やポイントをしっかり習得した上で、次に自分なりのやり方を見出していきたいと考えています。

将来の展望(どのような成長をしていきたいか)を教えてください!

製造1課では、次の世代の技術者を育成するための環境作りを進めていきたいと考えています。現状、日々の作業に追われている部分があるため、まずは既存の改善点を一つひとつ解決し、より作業を分かりやすく、そして馴染みやすい現場を目指して取り組みます。
また、ハシダ技研の教えである「人が人を作る会社 教え教えられ」を意識し、ただ一方的に作業を教えるだけでなく、私自身も相手から教わるという姿勢を念頭に協力関係を築き、共に成長できる現場にしていくことを目指します。

お見積 / お問い合わせ

06-6791-7000