挑戦を恐れず、改善を積み重ねる。
より良いモノづくりを追求する、
圧造工程の司令塔。

山本 祥平

桑名工場 製造部 高校 卒 2021年 中途入社

経歴

2021年入社 製造部(圧造)配属 塾卒生

桑名工場 製造部

「一分一秒の効率化」にこだわり、現場の改善を積み重ねてきた"山本"。
モノづくりへの情熱は強く、現在は圧造工程の中核を担いながら、生産進捗の管理やトラブル対応を主導しています。
難易度の高い金型改良にも果敢に挑み、成果を上げてきたその姿勢は、まさに“挑戦する現場力”の象徴です。
チームリーダーを目指しながら、後進育成や多能工化にも意欲的に取り組む彼の成長に注目です。

なぜこの会社に就職しようと思ったのですか?

前職では、建築用のネジを製造する会社に約8年間勤めていましたが、より難易度の高い自動車用ボルトの製造にチャレンジしたいと考え、転職活動を始めました。転職活動の中でさまざまな企業の工場を見学しましたが、自分の希望に合う会社はなかなか見つからず、諦めかけていたところで、ハシダ技研の桑名工場の求人を見つけました。
当時、私の自宅から工場までは車で片道約2時間かかることもあり、見学に行くかどうかをしばらく悩みました。しかし調べていくうちに、福利厚生が大手企業に引けを取らないほど充実していることや、学歴や前職に関係なく実力を正当に評価してもらえる会社であることが分かり、工場見学と面接を申し込みました。
実際に桑名工場を訪れて感じたのは、築10年ほどの比較的新しい施設であり、現場では2S(整理・整頓)が徹底されているという点でした。また、作業者の皆さんが切磋琢磨しながら積極的に業務に取り組む姿を見て、「この会社なら、今よりもさらに難易度の高い、やりがいのあるモノづくりに挑戦できる」と確信し、入社を希望しました。

仕事のやりがいを教えてください!

製造業の仕事には多くのやりがいがありますが、その中でも私が一番やりがいを感じるのは改善活動です。私自身、効率良く作業できるよう、日頃から問題意識を持ち、小さな改善の積み重ねが大切だと考えて取り組んでいます。日々の作業や業務の中で、「一分一秒」の作業効率化にこだわり、改善を行った結果、作業効率や生産性が向上するといった成果が見えることに大きなやりがいを感じます。
また、金型の耐用寿命を延ばす改善にも取り組みました。以前は金型が前触れなく破損し、夜間無人稼働時には大量の不良品が発生して廃棄せざるを得ないことが度々ありました。そこで金型メーカーと何度も打ち合わせを重ね、金型の材質や形状の変更を繰り返しました。その結果、以前は3万〜30万本で破損していた金型が、現在では50万本もの製品を安心して生産できるようになりました。この「生産性向上」や「コスト削減」といった成果を実感した時に、大きなやりがいを感じました。

この仕事のポイント

私は、ボルトの頭部を成形する「圧造工程」の生産業務を担当しています。ボルトは複数の製造工程を経て完成しますが、その中でも圧造は最初の工程となるため、生産が計画通りに進んでいるかどうかを日々確認しながら、生産管理部と打ち合わせを行い、納期厳守での製造に取り組んでいます。
主な業務は機械の段取り替えで、1日に2~3台の対応を行っています。特に複雑な形状の製品の場合は、段取りだけで4時間ほどかかることもあり、効率的な作業が求められます。また、圧造工程では毎日13時から、私が主導して会議を開いており、各担当者と生産の進捗状況やトラブルの有無について情報共有を行っています。生産に遅れや問題がある場合には、その都度指示を出し、チーム全員でフォローし合いながら、圧造工程全体が円滑に進むよう努めています。

将来の展望(どのような成長をしていきたいか)を教えてください!

現場では、より働きやすい環境を築くため、工場全体の改善に積極的に取り組んでいきます。他の作業員にも安全第一の意識を高く持ってもらうため、今後は定期的に話し合いの場を設け、意見交換をしていこうと考えています。また、状況に応じた柔軟な対応ができるよう、多能工化を進めていく必要があります。まずはスキルマップを作成し活用することで、スキルレベルを可視化し、その結果に基づいた教育を行っていきます。私自身も、知識やスキルを習得しながら、「目標の設定」「信頼関係の構築」「作業者の育成」に取り組み、様々な経験を重ね、目標であるチームリーダーになり、会社に大きく貢献できるよう成長していきます。

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