未経験でも、
あきらめなかった。
9年目の今、
“できる”を積み上げ続けている。

丹下 幸希

稲沢工場 起工業高校 卒 2016年 新卒入社

経歴

2016年入社

稲沢工場

高校で学んだ電気分野とは異なる“プラスチックの機械加工”の世界へ、未経験から挑戦を始めた"丹下"。
興味と好奇心を武器に、図面通りの仕上がりを追求し続けています。現在はフライス課に所属し、複雑な2次元・3次元形状の加工に取り組む毎日。5軸加工機という新たな技術にも前向きに挑戦し、日々知識と経験を積み重ねています。
将来は“すべての機械を扱える職人”を目指し、後輩に誇れる背中を見せる存在へと成長を続けています。

なぜこの会社に就職しようと思ったのですか?

私が通っていた高校は工業高校で、電子工学科に在籍し、電気系を中心に学んでいました。高校時代から「ものづくり」に興味があり、就職活動では製造に携われる会社を探していた中で出会ったのが、ハシダ技研でした。特に惹かれたのは、プラスチック製品の機械加工です。高校で学んだ分野とは全く異なるものでしたが、未知の分野だからこそ、不安と同時に大きな好奇心を感じたのを覚えています。会社見学では実際の加工製品を目にし、「自分も早くこの技術を身につけたい」と強く思い、入社を決意しました。

仕事のやりがいを教えてください!

機械加工は、私にとってまったくの未経験からのスタートでした。最初はリピート品の段取り作業で、すでにあるプログラム・工具・治具を使って、順を追って進めていく工程が中心だったため、あまり身に染みてない状態でした。ですが、先輩方や上司の皆さんから、プログラムの組み方、加工する条件、ドリルの研ぎ方など、基本から丁寧に教えていただく中で少しずつ理解を深め、実際に自分で一からプログラムを組み、素材を加工して、図面通りの形状に仕上がったときの達成感は、これまでにない喜びでした。また、仕上がりに影響しない範囲でスピードの加工条件を試行錯誤し、自分の思い描いた通りの加工ができたときには、大きなやりがいを感じます。

この仕事のポイント

私は旋盤・フライス・仕上げの3つの部署の中で「フライス課」に所属しています。フライスでは主に2次元・3次元の加工を行っており、軸の数が多くなるほど、より複雑な形状の加工が可能になります。エンドミル、ドリル、タップなど様々な工具を主軸に取り付け、回転させて素材を削っていくのが主な作業です。
旋盤が主に丸い形状の加工を得意とするのに対して、フライスは多様な形状加工が可能です。さらに、1回の加工で同じ製品を複数個まとめて作ることができ、人的作業の効率化も図れるのが魅力です。日々の業務では、工程管理や納期を意識しながら作業を進めています。旋盤加工から回ってくるワークに対して、フライスでの追加工を正確かつスピーディーに行うことが求められるため、チーム間の連携と段取りが非常に重要です。

将来の展望(どのような成長をしていきたいか)を教えてください!

ハシダ技研に入社して9年目になりますが、まだまだ自分は未熟だと感じることが多いです。いつも通りの加工をしていても、先輩方からアドバイスをいただくことで、自分が考えていたやり方よりも効率的で理にかなった方法に気づくことがあり、毎日の中に新しい発見があります。そのノウハウに少しでも近づけるように、これからも知恵と技術をしっかりと身につけていきたいと思っています。
現在は、新たに5軸加工機の操作を少しずつ学ばせていただいており、普段使っている機械に比べて何倍も考えることが多く、正直なところ頭が追いつかないと感じることばかりです。それでも将来は、どの機械でも自在に扱えるような一人前の職人になることを目指し、日々できることを少しずつ増やしています。今後新入社員が入ってきたときに、自信をもって教えられる人間になれるよう、これからも努力を続けていきます。

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