「不安」を「やりがい」に変えて。
未経験から挑んだ溶接の世界で、
頼られる存在を目指す。

小原 海斗

堺工場 製造部 精華高等学校 卒 2022年 中途入社

経歴

2022年入社

堺工場 製造部

前職は介護施設勤務という異色の経歴を持つ"小原"。「ものづくりが好き」という想いと、医療・介護の知識が活かせるかもしれないという直感から製造業の世界へ飛び込みました。
現在は、船舶用排ガス管の仮組みやフランジ取り付け、塗装などを担当。最初は難しく感じたTIG溶接も、先輩の丁寧な指導を受けて少しずつ上達。「自分の手で製品をつくる喜び」にやりがいを見出しています。
2024年には立ち上げメンバーとして抜擢され、本社で学んだノウハウを活かし、より良い製造方法を模索。今後は「挫折に負けない強い心」を持ち、仲間とともに効率的で楽しい職場づくりを目指します。「頼られるリーダーになりたい」──小原の挑戦は、まだ始まったばかりです。

なぜこの会社に就職しようと思ったのですか?

前職では介護施設で勤務していましたが、元々ものづくりが好きだったことから製造業に興味を持つようになりました。転職活動中でさまざまな企業のホームページを拝見していたところ、トーシンケミテック(現堺工場)が医療関連の製品を扱っていることを知り、前職での医療・介護の知識が活かせるのではないかと感じ、大変興味を持ちました。
また、タイにも工場を持っており、今後さらなる成長が期待できる企業であると感じ、志望しました。求人情報には「未経験者歓迎」とあり、先輩社員による丁寧なサポート体制が整っていることも安心材料となりました。加えて、有給取得率の高さや福利厚生の充実など、働きやすい環境が整っていることから、自分にとって長く安心して働ける職場だと感じ、入社を希望しました。

仕事のやりがいを教えてください!

今までは遠くから眺めていた船の排ガス管の一部を、自分の手で製作できることに大きな喜びを感じています。初めての溶接作業は思うようにできず、正直「こんな難しい作業は自分にはできない」と感じていました。しかし、溶接経験豊富な先輩方から丁寧にご指導いただき、その教えを実践し続けるうちに、少しずつTIG溶接ができるようになりました。最初は不安だった作業もできるようになると、不安がなくなり、作業が一段と楽しく感じられるようになりました。溶接は、自分のやり方や棒の量次第で仕上がりの美しさや見た目が変わるため、様々な方法を試しながら納得できるまで追求できるところに奥深さを感じています。こうした点から、溶接作業はとてもやりがいのある仕事だと実感しています。

この仕事のポイント

私は主に船舶関係の排ガス管を製作する部署で勤務しています。当部署では、レーザーによるカットから最終の塗装工程まで一貫して行い、チーム一丸となって一つひとつの製品を丁寧に仕上げています。私の主な担当は、第二工程の仮組み作業と第四工程のフランジ取り付け作業です。仮組みではTIG溶接を用いて製品の位置決めを行い、正確な形状の保持に努めています。また塗装工程では、塗料が勢いよく出て垂れやすいため、慎重に作業を進めることを心掛けています。
完成した製品は、名阪工場に搬入する前に、溶接不良や外観の不備がないか検査員と共に二重でチェックを行います。その後、問題がなければトラックに積み込み、名阪工場へ出荷しています。さらに、私の部門ではシフト制を採用しているため、日々の作業に支障が出ないようバランスを考慮しながらのシフト作成も重要な業務の一つとして担当しています。

将来の展望(どのような成長をしていきたいか)を教えてください!

私はこれまで、挑戦してはすぐに挫折してしまうことが多く、逃げてしまう自分がいました。しかしこれからは、挫折に負けない強い心を持ちたいと思っています。約8ヶ月前に排ガス管の立ち上げメンバーに選んでいただき、本社の方々から溶接をはじめ多くのことを教えてもらいました。その経験を活かし、私自身が実践した効率の良い方法や工夫をチームに共有していきたいと考えています。さらに、新しく入ったメンバーにも積極的に教えながら、作業員の意見も取り入れて、みんなで協力し合い、より楽で効率的な仕事のやり方を追求していきたいです。
また、今年ハシダ塾に入学し、1年間しっかりと学んで様々な知識を身につけ、会社に貢献できるよう努力します。そして、みんなに頼られるリーダーになることを目指します。

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